2017年3月27日月曜日

Gestocigars S.A.での購入

Gestocigars S.A.はスイスのジュネーブに実店舗を持つ葉巻店である。
cigarOne等の日本語対応されたネットショップに比べると、ややマイナーな店だろう。

前々から気になっていた店ではあったのだが、送料がかかることから踏ん切りがつかなかった。
しかし、Hoyo de Monterrey Double Coronasがセールで安くなっていたので、購入を決意。ついでに他のものも買った次第である。

ここの特色はなんといっても葉巻のボックスコードがわかることだ。
3~4年前に生産されたものも他のショップとあまり変わらない値段で購入できるのは大変ありがたい。

今回は以下の3品を購入した。
  • Cohiba Lanceros
  • Hoyo de Monterrey Double Coronas SLB of 50
  • Quintero Brevas
Cohiba Lancerosは買うつもりがなかったのだが、他店よりも比較的安かったので手を出してしまった。やってしまった。


注文したその日に、英語で「葉巻代の他に追加で50スイスフランの送料がかかるけどいい?」という趣旨の確認メールが届いた。
承諾のメールを送ると、その翌日に第一便を送ってくれた。
(代金はクレジットカードから引き落とされていた。)

HPによると、75本から100本までの葉巻の送料は90スイスフランだったので、40スイスフランほど安く抑えられていた。
運送会社の料金体系が変わったのだろうか?なんにせよありがたいことだ。

発送から3日で日本の国際交換局に到着していたので、時間としては悪くない。
ただ、商品発送時のメール連絡がなかったので、初めて利用する方は不安に思うかもしれない。
私もその例に漏れず、いつ葉巻を発送するのか問い合わせてしまった。
そうすると、荷物の追跡コードとともに、「第一便は発送済みなので受け取ったら連絡を下さい。第二便を送ります。」という趣旨のレスポンスが返って来た。
営業時間内ならばすぐに返信がくるようで、とても好感が持てた。

包装はとても厳重で、ダンボールには十分な緩衝材が満ちており、葉巻はヒュミディパックとともにジップバックに入れられていた。


青のストライプの包装紙


状態はよく、ボックスコードもHPに表記されていた通りだった。
第二便が発送されると、オーダー履歴で発送済みと表記されていた。
すべての商品が送られないとそのように表示されないようだ。

メール対応・梱包・そして葉巻そのもの、これら全てが満足行く基準だった。
値段も他の大手ネットショップに引けを取らない。
魅力的な生産日のものがあったらここで購入するのも良い選択となるだろう。

2017年3月22日水曜日

Vegueros Especiales No. 1 (FD NOSU)

ベグエロス エスペシアレス No. 1 (1998年生産) 
1本あたり約1400円
7.6'" x 38
喫煙時間 1時間49分
フラットカット
cigarOneにて入手


23:51
ドローが少し硬い。
軽い味わいのウッドなのだが、後から甘さと旨さが一気にやってくる。
パンを噛みしめて出てくるような穀物系のあっさりした甘さだ。

0:14
穀物感がなくなり、土っぽさや渋めの栗の味わいになる。
後味が舌から離れる時のニュアンスが面白い。
「香水をつけた女性とすれ違う」ような感じだ。
舌に強く味わいが残るのだが、その味わいは余韻を残さずあっという間に消える。
わかりにくいだろうか…

0:31
再び穀物の甘さが出る。
旨味は減ったが、ふくよかな甘さ香りだ。

0:46
立ち上る香りが強まる。
味わいは穏やかに続く。

0:48
硬かったドローがよくなる。
煙量が増え、穀物の甘さと栗の渋さが強く混ざり合う。

1:40
苦味が増したので残り3cmほどで終了

総評 B+
軽いボディ、あっさりとした穀物の甘さが特徴だ。

序盤はメインの穀物系フレーバーだけが目立っていたが、
中盤以降は栗系の渋みが現れ、独特な喫煙感を楽しめた。

味わいの変化が少なかったものの、
何故か飽きずに吸えたのは熟成の妙味か。

熟成葉巻は強く重い物ばかりだとイメージしていたが、
今回は新たな葉巻の形を知ることができた。
夜よりも昼間の方が楽しく吸えるような気がする。
ライトボディが好みならば十分にオススメできる一本。

2017年3月20日月曜日

Montecristo No. 5 (2)

モンテクリスト No.5
1本あたり約800円
4.0'" x 40
喫煙時間 55分
フラットカット
cigarOneにて入手


11:55
旨味の強いエスプレッソ。
後味は酸味あるレザー。

12:08
エスプレッソの味わいが続く。
時々砂糖の甘さが強く出る。

12:24
コーヒー、ウッド、そしてアーシーな味わいが混ざっている。
旨さと軽い甘さが上記のビターな味わいを包み込み、ちょうどいい喫煙感となる。

12:50
終わりかけでも辛さがほとんど出ていない。
柔らかなウッドの味わいを最後まで楽しめた。
残り1.5cmほどで終了。

総評 A-
序盤はコーヒー系の味わいが強く出た。
甘さは無いものの旨さはこの時点から強く出ていた。

中盤に向かうに連れて甘さが現れ、
ウッドや土が味わいを盛り上げた。

終盤も同様の味わいが続いた。
かなり短くなっても雑味はなく、品質の高さが伺えた。

メインはビターな味わいなのだが、飽きることなく楽しく吸えた。
複雑な味わいの変化や濃厚な旨さは無いものの、昼下がりのコーヒーブレイクのお供としては良い選択肢となるだろう。


2017年3月16日木曜日

Quintero Puritos

キンテロ プリトス
1本あたり290円
4.2'" x 29
喫煙時間 19分
フラットカット
Ruedaにて入手


ヘッドは既にカットされている

13:13
かなり柔らかい煙だ。
甘く軽いウッド、おがくずのイメージ。
意外に旨さがある。

13:19
ボディが強くなり印象が変わる。
金属やレザーの味わいをウッドが包みこんでいる。

13:28
渋い栗皮。
灰のような風味が喉と鼻にのしかかる。

13:32
辛いので残り2cmほどで終える。

総評 B
最初の5分ほどは柔らかいウッドを楽しめた。
それ以降はボディが強くなり、大味な喫煙感だった。

もちろん味わい自体はある程度の長さを持ったシガー劣るかもしれないが、
15〜20分の休憩に吸うのならば、選択肢として十分に挙げられるものだろう。

2017年3月15日水曜日

Juan Lopez Seleccion No. 1

ファン・ロペス セレクシオンNo. 1
1本あたり約1300円
5.6'" x 46
喫煙時間 1時間29分
フラットカット
cigarOneにて入手


13:54
柔らかい穀物の甘み。コーヒーの酸味。
古箪笥の香りがある。

14:02
オイルと軽いレザー。
煙が舌にまとわりつく。

14:11
土系の酸味が強い。
旨さはあまりない。

14:24
土から穀類の酸味へ。
わずかに甘い。

14:45
落ち着いた渋さが続く。

15:12
渋さと酸味が主体だったが、ここにきて甘さが出てきた。
栗の甘みだ。

15:23
きのこの香りとハーブの味わい。
甘さがなくなってきたのでこのあたりで終わらせる。
残り4cmほどで終了。

総評 B+
序盤は甘さから始まったが、徐々に減じていき、
コーヒーや土の酸味が目立った。

中盤はわずかな甘さを伴った穀物系の酸味が主体となっていた。
変化が少なくやや退屈な時間帯だった。

終盤は栗系の甘さや旨さが高まり、さらにきのこの香りを楽しめた。

序盤・中盤は物足りなかったものの、
終盤は重厚な旨さもあり、良い終わり方をしたように思う。

2017年3月14日火曜日

Ramon Allones Specially Selected

ラモン・アロネス スペシアリー・セレクテッド
1本あたり約1300円
5.0'" x 48
喫煙時間 1時間23分
フラットカット
cigarOneにて入手


18:42
香ばしい甘さ。
黒糖のようだ。
さらにウッドの酸味や、穀物の味わいが畳み掛ける。

18:51
ブドウ皮のフルーティーな苦味が出てきた。
穀物の旨味とうまく合わさっている。

19:03
香り高さが続く。
ブドウ皮のみならず、ローズウォーターのような味わいも現れる。

19:21
ブドウ皮から栗皮へとシフト。
ウッド香りと穀類の甘みがある。

19:28
穀類の甘さが高まる。
素晴らしい。

19:56
甘み、そして苦味も引き、ウッドのどっしりとした旨さを感じ取れる。

20:05
苦味が強くなってきたので残り3cmほどで終える。

総評 A
序盤は甘味が目立った。
ブドウ系のフルーティーさはあるが、華やかな甘さというよりは苦味を伴う落ち着いた甘さだった。

中盤は穀物系の旨さ甘さへとシフトした。
ここは苦味が少なく、純粋な甘味が強く出ていた印象だ。

終盤はウッドの旨さが味わいの中心。長くは続かなかったが、充分満足できた。

多彩な味わいを内包している良いロブストだ。
退屈な時間帯は殆どなかった。
完成された一本と言えるだろう。