2016年5月31日火曜日

Partagas Serie D No. 5

パルタガス セリーD No.5
1本あたり約1200円
4.3'" x 50
喫煙時間 1時間25分
フラットカット
cigarOneにて入手


2:09
旨味と品のある甘さを兼ね備えたウッド
味わいの奥にはオレンジの皮、オイリーなレザーがわずかにある。

2:36
甘さが減じ、ウッドの味わいが濃くなる。
そして、背後にあったオイルレザーが高まる。
旨味があるので嫌な感じではない。

2:49
オイルレザーにナッツの濃厚な味わいが覆いかぶさる。
ビターだがうまい。

3:23
強めのハーブが上述した味わいの中に加わる。
ほとんどハーブなのだが、集中するとナッツの余韻を感じる。

3:34
熱いので残り3cmほどで終了。

総評 A-
序盤は甘さもあるが、それ以降はビターな味わい。
背後にあったオイルレザーが時間経過とともに高まっていった。
中盤に現れたナッツとオイルレザーの組み合わせは秀逸だ。
終盤は強いハーブが味わいを占め、繊細な味わいを感じ取れなかったのが少し残念だ。

私には少し重かったが、
Partagas Serie D No.6と同じように良く出来た一本である。


2016年5月28日土曜日

Fonseca No. 1

フォンセカ  No. 1
1本あたり約1000円
6.3'" x 44
喫煙時間 1時間18分
フラットカット
cigarOneにて入手

中々良い重量感だ。

2:57
かなり軽いウッド
甘さがフッと上がった後に、魚介ダシ系のあっさりとした旨さが口内を包む。

3:19
一貫とした味わいが続く。
旨さが少し減り、オイルっぽさが出てきた。

3:48
旨さが落ち続けウッド主体の地味な味わいが続く。
ちょっと飽きてきた。

4:15
味わいが変わらない。
残念だが残り4.5cmほどで終える

総評 B-
あっさりとしたウッドの味わいが主体。
序盤は旨さがあり、中々楽しく吸えた。
しかし、その後は旨さが減少し、オイリーなウッドが続いた。
雑味がないのは見事だが、すこし退屈な葉巻だった。

単体で味わう場合は物足りないが、
穏やかな味わいの葉巻なので、食事や飲み物の邪魔にはならないだろう。

個人的には、Fonseca Deliciasの方が好みだ。

2016年5月25日水曜日

Trinidad Vigia

トリニダッド ビジア
1本あたり約2100円
4.3'" x 54
喫煙時間 1時間49分
フラットカット
cigarOneにて入手
チュボスのデザインが良い。

スペイン語風に読むと「トリニダ ビヒア」だろうか。

22:20
程よいウッド、胡椒。
芋羊羹のような甘さがある。
おいしい

22:33
甘さが減り、オイリーな味わいが強まる。
甘い時よりもウッドの旨味がわかりやすく感じ取れる。

23:02
時間をかけてビターな味わいへとシフトしていった。
しかし、思い出したかのようにフッと甘さが出てくるので、嫌な苦さではない。
もちろんウッドの旨味は健在だ。

23:42
味わいが落ちたので5mmほどリカットする。
フレッシュなハーブが口内に広がる。
オイル、ペッパー、土、そして最後にこれらをウッドの旨味が包みこむ。
ビターだが見事だ。

0:09
ここに来て甘さが高まる。香りも素晴らしい。
強烈なハーブと甘さで、ひと吸いごとにガツンと来る。
もっと吸いたいが、ふらつくので残り3cmほどで終了。

総評 A
和菓子のような甘さからジワジワと旨苦い方向へと味わいが推移していった。
序盤は甘いウッド、ペッパー、オイル。
中盤は苦いウッドと強めのオイルが主体だった。
終盤からこの葉巻の本領が発揮され、ハーブを中心に、複雑ながらもまとまりのあるアロマが次々と展開されていった。
最終盤の甘く旨いハーブは病みつきになりそうな味わいだった。
かなりボディが強く、長く吸うことが出来なかったのが残念だ。

世界中で高い評判を得ているのも頷ける。
一日を締めくくるに相応しい一本だ。


2016年5月16日月曜日

Quai D'Orsay Coronas

ケ・ドルセー コロナス
1本あたり約1000円
5.5'" x 42
喫煙時間 1時間26分
フラットカット
cigarOneにて入手


23:20
品のある甘さのウッド
柔らかなボディなのだが、よだれがどっと出る。
棘のないマイルドなシナモンが甘さを包む。

23:35
ウッドに青さが出てきた。
さっきまでは品の良い感じだったが、急にワイルドになった。

0:08
青いレザーが出る。ボディは強まり甘さはほとんど感じられない。
少し退屈なのは旨味がないからだろうか。

0:34
少し旨さが出てきた。
ウッド、ハーブ、キノコ、苦いが複雑なアロマが裏にある。

0:46
少しふらつく。
苦味も強めに出てきたのでやめる。
3.5cmほどで終了。

総評 B+
序盤はすばらしい喫煙感だった。
旨味が強く、品の良い甘さ。そして後からくるシナモンがこれらを引き立てる。
一方で、中盤以降は地味なレザー感に支配されてしまった。
この味わいの裏に複雑な味わいがあったのだが、残念ながら苦さ故にそこまで楽しめることが出来なかった。

序盤の素晴らしさからこの評価とした。
大きなポテンシャルを秘めた一本ではないだろうか。

2016年5月13日金曜日

Punch Coronations Tubos

パンチ コロナシオン
1本あたり約760円
5.0'" x 42
喫煙時間 1時間35分
フラットカット
cigarOneにて入手



0:10
甘いウッド、少し若さが残るが、嫌な感じではない。
後から土系の風味が鼻をかすめる。

0:32
マイルドな味わいが続く。
土やキノコっぽい旨味が味わいの中心。
甘さはやや控えめになった。

1:09
スパイシーになってきた。
ボディのある土が主張を強める。
うまさがあるので飽きは来ない。

1:45
旨さがなくなってきたので残り3.5cmほどで終了。

総評 B
序盤から中盤までは甘めのウッド
この甘さはパンチらしさとも言えるかもしれない。
ボディはそこまで強くなく、吸いやすかった。
キノコ系の旨味も印象的だ。

それから徐々にスパイスが増し、ウッドから土系へとシフトしていった。
旨味は一貫してあったが、時間経過に伴い甘さが減ってきたのは残念だった。

2016年5月12日木曜日

Partagas Serie D No. 6

パルタガス セリーD No. 6
1本あたり約1300円
3.5'" x 50
喫煙時間 1時間18分
フラットカット
cigarOneにて入手


21:12
ウッド、ほどよいスパイシーさだ。
後から来る甘さとうまく混ざり合う。

21:17
ゆっくり吸うと甘さを引き出せる。
旨味を感じ取れる奥行きのある甘さだ。

21:42
味わいのニュアンスがウッドから土にシフトしつつある。
スパイス感が増し、甘さが減る。
旨味あるペッパーが強めに現れている。

22:04
序盤のような、穏やかなスパイスになった。
スパイスの強弱がおもしろい。

22:30
まだまだうまいが、やや苦さも出てきたので残り2cmほどで終える。

総評 A-
主軸となるのはスパイシーなウッド・土だ。
甘みは少ないが、アクセントとして要所要所に現れるので、甘め好きな私でも楽しく吸えた。
中盤以降は旨味あるペッパーが印象的だった。
終盤は味わいに揺らぎがある時間帯があり、序盤の味わいを振り返ることが出来た。
短いが、満足感は十分である。


2016年5月8日日曜日

ワインセラーヒュミドールについて

とうとうヒュミドール用にワインセラーを購入してしまった。

汚い写真で申し訳ない

WIC-019A-AGBという商品だ。
52000円ほどで購入した。


冬に備えるためにもヒーター付きのワインセラーを探していたのだが、そうなるとこれぐらいの価格帯が最低価格のようである。

庫内はプラスチック臭もなく、きちんと冷えるのでワインセラーとしては悪いものではなさそうだ。

湿度調節のために庫内最下段にはトレイが設置されており、そこに水を含ませたスポンジを置けるようになっている。

棚の配置に工夫をこらせば、すくなくともPartagas Shortsの50本入キャビネットが5~6個と25本入りのボックスが3~4つくらいは入りそうである。

しかし、ヒュミドールとしてはそのままでは使えなかった。
問題点は以下の通り。

問題点1 冷えすぎる

カタログでは、8~17℃までの温度設定ができると記されていた。
温度調節は弱・中・強があり、ボリュームつまみのようになっている。


最弱設定にすると、14度~18度ぐらいを示していることが多い。思ったよりも温度にゆらぎがある印象だ。14度は葉巻には少々低い温度なので困りものである。

問題点2 湿度が安定しない

コンプレッサーが動いている時(冷却時)は湿度が50%台まで低下してしまう一方で、コンプレッサー停止時には湿度が75~80%まで上がってしまう。

解決策

温度対策
デジタル温度調節器を導入した(4500円ほど)。



怪しい感じの製品だったが、非常に良い買い物だった。
これを用いて、庫内を16度から18度に保てるようになった。
また、コンプレッサー起動に伴う湿度低下もかなり限定的になった。
注意して欲しいのは、コンセントがアース付きの三叉タイプになってるという点だ。
必要に応じて変換コネクタを使おう。


具体的な設定としては、庫内温度が18度になったらコンプレッサーの電源を入れるようにし、17度まで温度が下がったら電源がオフになるようにしている。

17度で電源オフにしても、最終的に庫内温度は16度近くまで下がる。
おそらく、コンプレッサーから出てくる冷気にタイムラグがあるのだろう。


温度センサーは下図の赤丸の部分に設置した。

設定のために開け閉めしていたので温度が高めに出ている

この部分から最初に温度が下がっていくように思える。
冷気を行き渡らせるためにも、多少空間を保ったほうがいいだろう。

また、青丸のところも温度が低めに出る。17度~18度の設定をしても15度くらいになってしまうので、基本的には置かないほうが良いだろう。
ただ、私は早めに吸いきってしまうであろうデイリーシガーを置いている。

湿度対策 その1(低湿度対策)
ジップロックやユニパックなどの密封バックを用いた。
密封バックは二重にして使っており、まずは葉巻のボックスのみを、そして2枚めのバックにはヒュミディパック(65%)を入れている。


コンプレッサー起動中は一時的(10分~15分ほど)に湿度が60%台前半になってしまうが、密封バッグに入れておけばバッグ内の湿度温度変化は限定的であった。
今の環境ではバッグ内の湿度は66%~68%ほどである。コンプレッサー起動中でも、湿度が65%を下回ることはなく、安定している。

ちなみに、密封バッグのプラスチック臭が気になる時は、脱臭炭を入れて3~4日間陰干しをすると良い。

湿度対策 その2(高湿度対策)
ヒュミディパックやヒュミディティビーズを使い庫内の湿度を69%~75%ほどにした。
一見、高湿度のように思えるが、コンプレッサーによる湿度低下を加味すると、このぐらいの湿度の方が密封バック内の湿度変化が少ないような気がするので、現状はこの設定にしている。
状況の変化に応じて調湿剤の量を変えていきたい。

今後の課題

夏の問題
庫内温度を保つためにコンプレッサーの起動時間が伸びるかもしれない。
それは長時間の湿度低下をもたらすだろう。

冬の問題
ワインセラー内のヒーターが思うように起動しないかもしれない。
ミニセラミックヒーターなどを庫内に入れる必要があるだろう。

感想

5万円台のワインセラーをそのままヒュミドールにするのはやや手間がかかる。
むしろ、費用対効果は悪いように思える。
もっと上位グレードのワインセラーを購入するか、エアコンをつけっぱなしにしておいたほうがいいだろう。

一方で、デジタル温度調節器には大きな可能性がある。
これを使えば安めの冷蔵庫をヒュミドール代わりにできるかもしれない。
なにか情報があったらぜひブログに書き込んでいただきたい。

今後やりたいこととか

季節の変化に応じて問題が発生したら記事にしたい。

葉巻の温度管理はそこまで手をかけなくても良いという意見がある。
湿度のみ管理したものと温度・湿度管理したものを比較したいところだ。


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2016年5月4日水曜日

Cuaba Divinos

クアバ ディビノス
1本あたり約860円
3.9'" x 43
喫煙時間 48分
フラットカット
cigarOneにて入手


2:12
はちみつのような甘さだ。
その後にほんのりとウッドが香る。

2:17
尖ったウッドの酸味が現れ、甘さがかき消されてしまう。

2:21
ピリピリとした酸味の中に甘味が出てくる。
ちょっと苦手だ。

2:46
イガイガとした雑味が続く。
もう少し我慢する。

3:00
改善が見込めないので残り4.5cmほどで終了

総評 C
最初の5分は甘さもあり期待が持てたのだが。
そこからは舌を突く酸味が出てしまう。

更に吸い進めると雑味が現れ、残念ながらそれが改善することはなかった。
若かったのかもしれないが、それでももう少し健闘して欲しかったというのが本音だ