2015年12月29日火曜日

Cohiba Sigro IV

コイーバ シグロ IV
1本あたり2500円ほど
5.6'" x 46
喫煙時間3時間
フラットカット


19:55
上品な甘味だ。
もちろん旨さもある。
かなりまろやかなウッド、そして青草感
すばらしい。

20:20
穏やかな青草感が前に出る。
背後には酸味の伴うウッド、甘味は減った。

20:44
青草は変わらない。
時折獣臭を感じる。
野性味があるな。

20:52
青草が甘味の伴うハーブに変化した。
ウッドの旨味はかすかに続いている。

21:09
よだれが出てくる。
Cohibaらしい旨味といえばいいのか、何とも言えない旨さがやってくる。

21:50
ハーブ、レザーが穏やかに流れ続けている。
もちろん特有の旨さもある。
うまいのだが、やや単調さを感じる。

22:22
ハーブが鼻を突く。
そして鼻腔でその香りが上質なウッドへと変わる。
面白い

22:55
終わりに近づくに連れてハーブの強さが増す
フラフラしてきたので残り4.5cmほどで終了。

総評 A
序盤は青草とウッドが味わいの中心だった。青草が全面に出ている時間帯の方が長く、ウッド系の酸味や獣臭が時折現れた。

中盤は甘味のあるハーブ、強い旨味、そしてレザーが味わいの主体であった。このよだれが出る旨さはCohibaを吸っている気分にさせる。
一切の雑味のないうまい時間帯が安定的に続いていた。
しかし、もう少し味わいの変化がある方が個人的には楽しく吸えただろう。

終盤は旨味はあるが甘味は少なく、ビターな喫煙感だった。
ハーブがより一層強くなっていき、それに負けないぐらい力強いウッドの味わいも感じた。


かなり長大なタイプだったので、疲れてしまった。
これを味わい尽くすにはまだ実力が足りないのだろう。
機会を見て再挑戦したい

2015年12月23日水曜日

La Flor de Cano Petit Coronas

ラ フロール デ カノ ペティコロナス
1本あたり900円
5.0'" x 40
喫煙時間1時間44分
フラットカット


20:40
酸味を伴った木系の旨味がいきなりくる。
熟れ切っていないバナナの酸味だ。
ドローはやや悪いが、それ以上の味わいがある。

20:46
田舎の箪笥ような匂いが現れる。
初めての体験だ。
語弊を恐れずに言えば、防虫剤と線香の匂いが混じったような香りだ。
これがなかなか悪くない。

21:11
穏やかな酸味がそのまま続く。
甘味旨味がやや減じ、単調な感じ。

21:27
味わいが戻る。
たまにナッツのような味わいが現れるようになった。

21:46
いつの間にか酸味はなくなった。
ウッド主体の味わいの中に胡椒が少し。
味わいはビターな傾向になってきた。

22:12
時間経過に伴い、ペッパーが増していく。
背後にはナッツの旨味甘味がある。

22:24
熱くなってきたので3cmほどで終了。

総評 A
序盤から中盤までは酸味とウッドが中心。
ボディはそこまで強くない。
甘味と旨味は十分で、途中で箪笥のような不思議な味わいを感じた。

中盤から終盤に差し掛かるときにやや味わいは落ちたが、すぐに持ち直した。
終盤はビターなウッド、ペッパーが中心。
時折甘やかなナッツが現れた。
終わりに近づくに連れてペッパーが強まった。

全体的に甘く穏やかでとても良い味わいだった。
生産量が少ないようなので、取り扱っているところが少ないのが残念だ。

2015年12月17日木曜日

Colon Especiales I

コロン エスペシャルズ 1
1本あたり1240円
5.0'" x 4.0
喫煙時間42分
フラットカット


パナマ産高級プレミアムシガーという謳い文句で売られていた。
Darier & Cleefというドイツの会社が作っているらしい。
この会社は以前レビューしたMarca Finaシリーズの生産にも関わっているようだ。

21:27
ドローがスカスカだ。
タバコ感が全面に出ている。

21:44
旨味がない。
軽めのタバコを吸っている感じだ。

22:09
雑味が多い。
3cmほどで終了。

総評 C-
葉巻らしさは一切ない。
ずっと軽い感じのタバコフレーバーが続く。
葉巻として楽しみたいのならば買うべきでない。

パナマ産シガーに興味があるのならばMarca Finaの方がベターな選択だろう。

2015年12月8日火曜日

Sultan Robusto

スルタン ロブスト
1本あたり1200円ほど
5.0'" x 50
喫煙時間1時間21分
パンチカット

遥か昔にスルタン制やらカリフ制なんて言葉を学んだような気がしたが全て忘れた。

インドネシア産の葉巻である。
高級なジャワ葉を使用しているらしい。

18:26
とても良い旨味が来る。
ほどよい甘さの若いウッドだ。

18:36
オイル感と苦味が増す。
ちょっと雲行きが怪しい。

18:56
白檀のような香りの後に、青草っぽい苦味があらわれる。
ビターだ。

19:12
フィリピンシガーっぽい紅茶っぽさが出てくる。
後味が単調な苦味なのでそこが残念。

19:29
一気にナッツの旨さ甘さがやってきた。
そこに紅茶の味わいが合わさる。
これならビターな後味でも楽しめる。

19:39
熱く甘い青草が口いっぱいに広がる。
残り3cmほどだがうまいのでもう少し吸う。

19:47
かなり熱いので2cmほどで終了。

総評 B+
評価が難しい。というのも終盤はとてもうまかったからだ。

序盤は甘く若いウッド
中盤は紅茶系の味わいに青草系の苦味が加わった吸いにくい時間帯
終盤は中盤の味わいにナッツの旨味甘さが合わさった。

全体を見渡すと、イマイチな時間帯が長いので、B+だが、終盤だけを見ればA評価に匹敵する。
ハバノスとは異なる喫煙感なので、趣向を変えてみたい方には十分おすすめできる。

2015年12月4日金曜日

H. Upmann Epicures

H. アップマン エピクーレ
1本あたり500円ほど
4.3'" x 35
喫煙時間54分
フラットカット


21:55
ドローがやや悪い。
しかし、程よい木の甘み旨み、ペッパーを感じる。

22:04
木からスパイシーな土のニュアンスに変わる。
旨味は十分だ。

22:25
甘味は減るが、代わりにより旨味を感じ取れるようになった。
味わいはスパイシーな土のまま。

22:34
軽い土っぽさを残し、
甘味を含んだオイリーな味わいとなる。

22:49
タバコ感が強まる。
吸えなくはないが、ここで終わらせる。
4cmほどで終了。

総評 B+
全体を通して、程よいビター感を楽しめた。
序盤以降、甘みは減少傾向になったが、旨味があるので美味しく吸えた。
味わいは木と土の間を揺れ動いており、そこにスパイシーさやオイル感が加わっていた。

味わいの複雑さや、旨味のピーク、終盤の雑味を加味するとこうした評価になるが、デイリーとしてならば十分な旨さと値段ではないだろうか。
最初の30分だけを軽く吸って終わらせるようなカジュアルな吸い方をしても惜しい値段ではないし、それが味わいのピークだけを楽しめる吸い方だと思った。